ひまわり学園における発達を促すための支援目標(R6.4.1)
個々のお子さんの発達の段階を理解した上で目標を設し、丁寧に適切な支援を毎日の生活の中で行います。
(ひまわり学園ではポーテージ乳幼児教育プログラム等を利用しています)
1.情緒の安定 大人との安心できる関係を築きます。お子さんの好きな遊びを増やすと共に、生活環境を整理し、先の見通しがつきやすいための配慮をします。
2.社会性 遊びの中から模倣や人との関係を広げ、適切な行動や集団への適応ができるように支援します。
3.言 語 言葉を理解する力、自ら話す力の習得を目指すため、息のコントロール、口腔機能の活発化、物の理解を深められるよう支援します。
4.身辺自立 食事、着脱、排泄、衛生、日常生活の基礎となる行動が身につけられるよう、それぞれのスモールステップに基づき、お子さんに合わせた支援をします。
5.認 知 教材等利用しながら、自ら経験し、考えることで「わかる」力を育てる支援をします。
6.運 動 体全体を使って動く粗大運動、目と手の協応を要求される微細運動を育てることで、危険から自分の身を守る力、自分から動く力、表現する意欲を引き出すことを支援します。
7.コミュニケーション 視覚優位という特性をふまえ、意思を伝える方法の支援は音声言語だけに頼らず、他の手段を使って支援します。こちらから伝えて理解してもらい、お子さんからの感情や要求を伝えてもらうという双方向のコミュニケーションが取れるよう、絵カードでのスケジュール提示(いつ・どこで・だれと・何を・どれくらい・次は)や、コミュニケーションが発的に行えるための、絵カード交換式コミュニケーションシステムを試みています。
支援目標を基に行う日中活動
運動 | 個々の運動課題に基づいてプログラムを組み、身体の機能を高めます。歩行の確立していないお子さんが、訓練具等を使って自分で動く経験をします。 |
製作 | 様々な道具や素材を使って、自分で作る体験をさせ、季節感のある制作を楽しみます。 |
音楽 | 音楽を使って、表現、リズム感、手遊びの真似を促します。 |
山のぼり | 歩行の確立しているお子さんは、運動の段階に合わせたコースで山のぼりをし、足腰を鍛え、体力をつけると共に、危険を回避できる力、また自然に親しむ心を育てます。 |
キッズビクス | 月に1回、インストラクターによるキッズビクスを行います。音楽をつかい、体を動かす楽しさや、動きを真似て表現する力を育てます。 |
園外活動 | 公共の場にて、ルールを守りながら、視野を広げるための体験をする機会を持ちます。 |
散歩 | 大人・子ども同士で手つなぎをし、集団でまとまって歩ける力を育てます。 |
料理 | 食材から料理が出来上がる過程を知り、食べ物への興味、食べる楽しみを味合わせます。 |
感覚遊び | 水、お風呂、光、紙、ビーズなど触覚を始め、遊びの中で感覚を育てます。 |
音楽療法 | 月に2回音楽療法士による音楽療法を行います。 音楽を使って感覚を刺激し、自らの表現を引き出し、人とのリズムや関係があることを伝えます。 |
アヒルクラブ | 言語聴覚士が、発語に向けた息のコントロールや発声、興味関心を広げるための課題を各クラスでクラスのお子さんにあわせた活動を行います。 |
ミニ活動 | 各クラスがそれぞれ「○○タイム」と名をつけて取り組む活動です。見るもの、参加するもの、教えたいことを4段BOXを使って、わかりやすく楽しい活動にします。 |